恣欲しよく)” の例文
いましがたの切迫した争いを忘れたかのように、その表情は明るく、むしろうきうきしているし、万三郎を見る眼には、まえよりもじかな、情熱と恣欲しよくがあふれていた。
風流太平記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)