食卓つくゑ)” の例文
この時多くの靈の、愛の食卓つくゑに招かんとて懇に物いひつゝこなたに飛來る音きこえぬ、されど目には見えざりき 二五—二七
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
それ血の完全にして、渇ける脈に吸はるゝことなく、あたかも食卓つくゑよりはこびさらるゝ食物くひもののごとく殘るもの 三七—三九
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
汝なほ食卓つくゑに向ひてしばらく坐すべし、汝のくらへるかた食物くひものはその消化こなるゝ爲になほ助けをもとむればなり 三七—三九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
神の恩惠めぐみにより、此人汝等の食卓つくゑより落つる物をば、死が未だ彼のときを定めざるさきにあらかじめ味ふなれば 四—六
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)