“妖魅”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えうみ42.9%
ようみ42.9%
あやかし14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
狐の妖魅えうみをなす事和漢わかんめづらしからず、いふもさらなれどいふ也。われ雪中にはあかりをとらんため、二階のまどのもとにて書案つくゑる。
その郷里のある女が妖魅ようみに取りつかれた時に、寿は何かの法をおこなうと、長さ幾丈の大蛇だいじゃが門前に死んで横たわって、女の病いはすぐに平癒した。
雪のせざさの金紋が、薄暗いその部屋の隅に、妖魅あやかしめいた光を放って——。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)