“えうみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
妖魅100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
狐の妖魅えうみをなす事和漢わかんめづらしからず、いふもさらなれどいふ也。われ雪中にはあかりをとらんため、二階のまどのもとにて書案つくゑる。
至妙なる絵画、能く人を妖魅えうみす、れども絵画の妙工も一種の妖魅力に過ぎざるを奈何せむ。吾人真如を捕捉すと思ふ時に、真如の燦然さんぜんたる光は真如を惑はし去る。
松島に於て芭蕉翁を読む (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
こはかれが一時いちじたはむれなるべし、かゝる妖魅えうみの術はありながら人にあざむかれてとらへらるゝは如何いかん
我をして心魂をゆだねて、趣味と称する魔力に妖魅えうみせらるゝに甘んぜしめず。
我牢獄 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)