“小嚢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こぶくろ40.0%
しょうのう40.0%
コブクロ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その眼は清らかに澄み、そのおもては明らかに晴れていた。自分は小嚢こぶくろから沈子おもりを出して与え、かつそのシカケを改めてろうとした。ところが少年は
蘆声 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
胃の周囲には多数の小嚢しょうのうがついてあって、水のたくさんあるとき充分にその中へ貯えこんでおくゆえ、一回水を飲めばよく十日以上も渇に堪えることができる。
動物の私有財産 (新字新仮名) / 丘浅次郎(著)
佻易チョウイニシテ威ナク、音楽ヲ好ミ、倡優ショウユウカタワラに在リ、被服軽絹ケイケン、常ニ手巾シュキン細物サイブツヲ入レタル小嚢コブクロヲ懸ケ、人ト語ルニハ戯弄ギロウ多ク、ヨロコンデ大笑スルトキハ、頭ヲツクエニ没スルマデニ至リ
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)