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几
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き
ふりがな文庫
“
几
(
き
)” の例文
けたたましい動物の
叫
(
さけ
)
びと共に
眼
(
め
)
を
瞋
(
いか
)
らして
跳
(
と
)
び
込
(
こ
)
んで来た青年と、
圜冠句履
(
えんかんこうり
)
緩
(
ゆる
)
く
玦
(
けつ
)
を帯びて
几
(
き
)
に
凭
(
よ
)
った温顔の孔子との間に、問答が始まる。
弟子
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
独
(
ひとり
)
コノ筆録一友人ノ許ニ託ス。因テ免ルヽコトヲ得タリ。コレヲ
篋衍
(
きょうえん
)
ニ蔵ス。
南郭子
(
なんかくし
)
纂ノ言ヘルアリ。今ノ
几
(
き
)
ニ
隠
(
よ
)
ル者ハ昔ノ几ニ隠ル者ニ非ズト。一
隠几
(
いんき
)
ノ間ニシテナホ然リ。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
仲達は、読みかけていた書物を
几
(
き
)
に置いて、息子の顔を仰いだ。
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
列伝
(
れつでん
)
第七十
太史公
(
たいしこう
)
自序の最後の筆を
擱
(
お
)
いたとき、司馬遷は
几
(
き
)
に
凭
(
よ
)
ったまま
惘然
(
ぼうぜん
)
とした。深い
溜息
(
ためいき
)
が腹の底から出た。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
几
漢検1級
部首:⼏
2画
“几”を含む語句
床几
几帳面
几帳
牀几
几案
几董
床几場
几上
浄几
明窓浄几
几圭
樽床几
香几
平几帳面
袖几帳
陶器床几
御床几
高几董
竹床几
祭几
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