“えんかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
宴会77.8%
筵会7.4%
袁隗7.4%
宴會3.7%
塩塊3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宴会えんかいへ行くときにあれほどれ晴れとしていたかの女のかわいらしい顔は、いまは悲しみにしずんで、なみだがほおをつたっていた。
それを聞いてからは、妓等が令狐の筵会えんかいから帰るごとに、玄機が温の事を問う。妓等もまた温にう毎に玄機の事を語るようになった。そしてとうとうある日温が魚家に訪ねて来た。
魚玄機 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
太傅たいふ袁隗えんかい! 袁隗をこれへ引っ張ってこい」
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すくなくとも、さうしてちついて宴會えんかいひら數時間すうじかんぜんまでは、みんな苦勞くろうして、かやをあつめてゐたのです。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
旅行りよこうをしたさきで、いつもあたらしく小屋こやがけをして、それに宿やどりました。さうしてかならず、その小屋こやをほめたゝへるうたんで、宴會えんかいひらきました。これを、新室にひむろうたげといひます。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
兵士たちは広場から運んだ裸体の鹿を、地中に埋まった大甕おおがめの中へ塩塊えんかいと一緒に投げ込むと彼らはその上で枯葉をいた。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)