“うたげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ウタゲ
語句割合
71.2%
宴樂5.1%
酒宴5.1%
宴會3.4%
1.7%
宴会1.7%
宴楽1.7%
歌会1.7%
歌宴1.7%
歓宴1.7%
淵醉1.7%
1.7%
飲宴1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
險しきはしごを登りて、烟突の傍なる小部屋に入り、こゝにて食を饗せられき。我心にては、國王のうたげに召されたるかとおぼえつ。
見えざる車響けば、宴樂うたげにほひ
独絃哀歌 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
大島守のやしきに、今年二十になる(白妙しろたえ。)と言つて、白拍子しらびょうしまいだれの腰元が一人あるわ——一年ひととせ……資治卿を饗応の時、酒宴うたげの興に、此の女がひとさし舞つた。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
『うまし宴會うたげ』のにはならじ。
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
ここに山部やまべむらじ小楯をたて針間はりまの國のみこともちさされし時に、その國の人民おほみたから名は志自牟しじむが新室に到りてうたげしき。ここにさかりうたげて酒なかばなるに、次第つぎてをもちてみな儛ひき。
かれそのあたり遊行あるきて、そのうたげする日を待ちたまひき。
飛鳥あすか、奈良のころも、四季のたのしみや、宴会うたげ、歌むしろは、ずいぶん、おおらかに、それが天賦てんぷの自然生活でもあるように送って来たこの国の人びとではあったが、こう
世が世なら竹屋三位卿さんみきょうも、九重ここのえ歌会うたげ王廟おうびょう政治まつりに参じる身分、まさか、見張番まで勤めるのでもあるまいが、朝廷の御衰微ごすいび今より甚しきはなく
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
歌宴うたげして 舞ひ給ふとて
髪切虫 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
おほみ淵醉うたげ良夜あたらよ
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
「そんならいってえ、何を証拠たてに、お藤さんにうたげえをかけたんですい?」
これは家持作だが、天平勝宝七歳三月三日、防人さきもり撿校けんぎょうする勅使、ならびに兵部使人等、ともつどえる飲宴うたげで、兵部少輔大伴家持の作ったものである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)