“三位卿”の読み方と例文
読み方割合
さんみきょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
竹屋三位卿さんみきょうは、年まだ十八の頃、かの宝暦変ほうれきへんの陰謀にくみして、徳川討つべしを熱叫ねっきょうしたため、真ッ先に幕府から睨まれた公卿くげである。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
世が世なら竹屋三位卿さんみきょうも、九重ここのえ歌会うたげ王廟おうびょう政治まつりに参じる身分、まさか、見張番まで勤めるのでもあるまいが、朝廷の御衰微ごすいび今より甚しきはなく
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まもなく阿波守重喜しげよし茶亭さていからここへ席を移し、京浪人と称する三卿を初め、食客の竹屋三位卿さんみきょうもついてくる。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)