“御衰微”の読み方と例文
読み方割合
ごすいび100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
世が世なら竹屋三位卿(さんみきょう)も、九重(ここのえ)の歌会(うたげ)、王廟(おうびょう)の政治(まつり)に参じる身分、まさか、見張番まで勤めるのでもあるまいが、朝廷の御衰微(ごすいび)今より甚しきはなく
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
王室(おうしつ)の御衰微(ごすいび)をなげくことと、戦国の馬塵(ばじん)にふみつけられてかえりみられない貧(まず)しい者をあわれむ心はつねに、この人々の胸(むね)に燃(も)えているところだった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「——底意(そこい)を申せば、弦之丞めも、当今、皇学尊重のふうを非義とは存じられませぬ、むしろ、ひそかに王室の御衰微(ごすいび)をなげいている一人なのでござります」
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)