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御衰微
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ごすいび
ふりがな文庫
“
御衰微
(
ごすいび
)” の例文
世が世なら竹屋
三位卿
(
さんみきょう
)
も、
九重
(
ここのえ
)
の
歌会
(
うたげ
)
、
王廟
(
おうびょう
)
の
政治
(
まつり
)
に参じる身分、まさか、見張番まで勤めるのでもあるまいが、朝廷の
御衰微
(
ごすいび
)
今より甚しきはなく
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
王室
(
おうしつ
)
の
御衰微
(
ごすいび
)
をなげくことと、戦国の
馬塵
(
ばじん
)
にふみつけられてかえりみられない
貧
(
まず
)
しい者をあわれむ心はつねに、この人々の
胸
(
むね
)
に
燃
(
も
)
えているところだった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「——
底意
(
そこい
)
を申せば、弦之丞めも、当今、皇学尊重のふうを非義とは存じられませぬ、むしろ、ひそかに王室の
御衰微
(
ごすいび
)
をなげいている一人なのでござります」
鳴門秘帖:06 鳴門の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「尊王の美しき
仮面
(
めん
)
をかぶるな。禁門の
御衰微
(
ごすいび
)
を売りものにして、身を肥やそうとする
曲者
(
しれもの
)
の口癖」
鳴門秘帖:05 剣山の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
だのに、その御所の
御衰微
(
ごすいび
)
の様といったら
何
(
ど
)
うか。
山浦清麿
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
朝廷の
御衰微
(
ごすいび
)
の想像以上だったことである。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
衰
常用漢字
中学
部首:⾐
10画
微
常用漢字
中学
部首:⼻
13画
“御”で始まる語句
御
御馳走
御前
御意
御座
御簾
御尤
御覧
御免
御堂