“えんらく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
宴楽55.6%
燕楽22.2%
讌楽22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あらゆる暴虐ぼうぎゃくいた身を宮殿をしのぐような六波羅ろくはらの邸宅の黄金こがねの床に横たえて、美姫びきを集めて宴楽えんらくにふけっております。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
いわゆる燕楽えんらく(注・酒盛りをして楽しむこと)を目的とする客の食道楽話の中には、ときどき料理人、あるいは料理屋の主人には思いも及ばない至言を聞くこともあって
世間ではあの老人が義政公を風流讌楽えんらくそそのかし、そのすきにまぎれて甘い毒汁を公の耳へ注ぎ込んだ張本人のやうに言ふ。
雪の宿り (新字旧仮名) / 神西清(著)