“暴虐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼうぎゃく78.3%
ばうぎやく13.0%
しひたげ4.3%
しへたげ4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしそう思いますのよ。女に捨てられて、女を殺すなんて、本当に男性の暴虐ぼうぎゃくだと思いますの。男性の甚だしい我儘わがままだと思いますの。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
暴虐ばうぎやくとを象徴しやうちようしたやうな、それは恐るべきマスクですが、養子の品吉の顏は、まさにこの『癋見べしみ』の面そつくりだつたのです。
かなたにては暴虐しひたげ呻吟うめく處と再び合ふにいたるまで水底みなそこ次第に深くなりまさるを汝信ずべし 一三〇—一三二
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
あげつらふらく、善き願ひだに殘らんには、何故にわが功徳の量、人の暴虐しへたげのためにるやと 一九—二一
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)