“ぼうぎゃく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
暴虐90.0%
暴逆10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あらゆる暴虐ぼうぎゃくいた身を宮殿をしのぐような六波羅ろくはらの邸宅の黄金こがねの床に横たえて、美姫びきを集めて宴楽えんらくにふけっております。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
実に洪武三十一年八月にして、太祖崩じて後、幾干月いくばくげつらざる也。冬十一月、代王だいおうけい暴虐ぼうぎゃく民をくるしむるを以て、しょくに入りて蜀王と共に居らしむ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
稀代きだい怪魔かいま「蠅男」の暴逆ぼうぎゃくのあとを追うて苦闘また苦闘、神のような智謀をかたむけて、しかも勇猛果敢な探偵ぶりを見せた青年探偵帆村荘六も、いま一歩というところで
蠅男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
有王 あの清盛の前代未聞みもん暴逆ぼうぎゃくが天罰を受けずにはおきますまい。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)