“未聞”の読み方と例文
読み方割合
みもん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
弁護士の話によるとそういうことは前代未聞みもんのことであり、おそらくは非常に侮辱的なことでもあろうが、訴訟における自分の骨折りが
審判 (新字新仮名) / フランツ・カフカ(著)
事実、時平が此の大納言の所へ年頭の礼を述べに来るなどゝ云うことは、かつて前例がないばかりでなく、前代未聞みもんの事件と云っても差支えない。
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
一つ朝に、同じ場所へ三人もの捨て子をするとは、なにごとも日の本一を誇る江戸においても、まさに古今未曽有みぞう前代未聞みもんのできごとだったからです。