“みもん”の漢字の書き方と例文
語句割合
未聞100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
打ち通すそうじゃが、かような例は、玉村千之丞河内かわち通いの狂言に、百五十日打ち続けて以来、絶えて聞かぬ事じゃ。七三郎どのの人気は、前代未聞みもんじゃ
藤十郎の恋 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
おおかた智慧者ちえしゃの板倉殿も、このたびの不思議な盗難には手の下し様が無く、やけっぱちで前代未聞みもんの太鼓のお仕置きなど案出して、いい加減にお茶を濁そうという所存に違いない
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)
「いや、大笑いにも、なんにも。あんなおもしろいことは前代未聞みもんさ。」
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)