“塲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
33.3%
には33.3%
ぢやう16.7%
ところ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
非常ひじやうへん心地こゝちがしたので、むしこの立去たちさらんと、春枝夫人はるえふじん見返みかへると、夫人ふじんいま有樣ありさま古風こふうなる英國人エイこくじん獨言ひとりごとには幾分いくぶん不快ふくわいかんじたと
「若菜集」を讀む前にませてゆがんだ或種の思想をいだいてればこそ他に無垢なる光明世界のあるのを見ないのであらう。輝けるわかき世——それが「若菜集」の世界である、嬥歌かゞひにはである。
新しき声 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
友はわが爲めに説きていふ、この福島町に於ける盆踊のさかんなるは到底このぢやうのさまなどにては想像にだも及ばぬことなり。
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
あやしむべきかなかつたりしところをそのままに夢むるためしは有れ、所拠よりどころも無く夢みし跡を、歴々まざまざとかく目前に見ると云ふも有る事か。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)