“所拠”の読み方と例文
読み方割合
よりどころ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あやしむべきかなかつたりしところをそのままに夢むるためしは有れ、所拠よりどころも無く夢みし跡を、歴々まざまざとかく目前に見ると云ふも有る事か。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
虚譚のようだが全く所拠よりどころなきにあらず、『旧唐書くとうじょ』に払菻国ふつりんこく羊羔ひつじのこありて土中に生ず、その国人その萌芽ほうがを伺い垣をめぐらして外獣に食われぬ防ぎとす。
古来飛蛇の話も所拠よりどころありと悟ったという事を、『ネーチュール』誌で読んだ。