“読上”の読み方と例文
旧字:讀上
読み方割合
よみあ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きみはあれから奥州あうしう塩竈しほがままでつたか、相変あひかはらず心にけられて書面しよめんおくられて誠にかたじけない、丁度ちやうど宴会えんくわいをりきみ書状しよじやうとゞいたから、ひらおそしと開封かいふうして読上よみあげた所が、みんな感服かんぷくをしたよ
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
しばらくすると、宣告文をいたかみと、宣告文を持つた、白い手——手套てぶくろ穿めない——を角燈がらした。読上よみあげんでもからうといふ声がした。其の声は顫へてゐた。やがて角燈が消えた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)