“よみあ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
読上40.0%
讀上40.0%
読飽20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しばらくすると、宣告文をいたかみと、宣告文を持つた、白い手——手套てぶくろ穿めない——を角燈がらした。読上よみあげんでもからうといふ声がした。其の声は顫へてゐた。やがて角燈が消えた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
それが一まいあれば何處どこ神社じんじやつてもやくてゝるものとえてみじか文中ぶんちう讀上よみあぐべき神社じんじやいてなくて何郡なにごほり何村なにむら何神社なにじんじやといふ文字もじうづめてある。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
雑誌社から送って来るのを待ちかねて、近所の雑誌店へ駆付けて、買って来て、何遍か繰返して読んでも読んでも読飽よみあかなかった。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)