“江戸紫”の読み方と例文
読み方割合
えどむらさき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其(その)時分に女の子が江戸紫(えどむらさき)の無地の帯をすることが流行(はや)つて居たと見えまして、或時二人は自身達の帯の色が同じであることを発見して喜びました。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
翌(よく)廿(にぢう)三年の七月になると、未(ま)だ妄執(まうしう)が霽(は)れずして、又々(また/\)江戸紫(えどむらさき)と云(い)ふのを出した、是(これ)が九号の難関(なんくわん)を踰(こ)へたかと思へば、憐(あはれ)むべし、其(そ)の歳(とし)の暮(くれ)十二号にして、又(また)没落(ぼつらく)
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
江戸女「薄紫(うすむらさき)といふやうなあんばいで意気だねえ」上方女「いつかう粋ぢや。こちや江戸紫(えどむらさき)なら大好(だいすき)/\」。すなわち、「いき」と「粋」とはこの場合全然同意義である。
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)