トップ
>
訓
>
をし
ふりがな文庫
“
訓
(
をし
)” の例文
彼らはまだこのやうに泣くことを知らないゆゑに 男は三年に一遍泣くものだ といつた先生の
訓
(
をし
)
へを破つてはならぬものと思つてるのであつた。
銀の匙
(新字旧仮名)
/
中勘助
(著)
それでも、老人達の殘した
訓
(
をし
)
へは固く守られてゐると見えて、今でも、此の島の最後の者たるべき女の兒は、喇嘛の活佛のやうに大事にされてゐる。
環礁:――ミクロネシヤ巡島記抄――
(旧字旧仮名)
/
中島敦
(著)
ほをりの命の還りしなに、わたつみの神の
釣
(
ツ
)
り
鈎
(
バリ
)
を手渡すとて
訓
(
をし
)
へた呪言は「此
鈎
(
ハリ
)
や、
呆鈎
(
オボチ
)
・
噪鈎
(
スヽチ
)
・
貧鈎
(
マヂチ
)
・
迂鈎
(
ウルチ
)
」
古代生活の研究:常世の国
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
一般字典の
訓
(
をし
)
ふる所によれば、
大丈夫
(
だいぢやうぶ
)
は男の義なり、女を
抱
(
いだ
)
いて死せんのみ。何で死んでも広告代は同額也。
青眼白頭
(新字旧仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
かう云ふ荘重の「調べ」を
捉
(
とら
)
へ得たものは茫々たる三百年間にたつた芭蕉一人である。芭蕉は子弟を
訓
(
をし
)
へるのに「俳諧は万葉集の心なり」と云つた。この言葉は少しも大風呂敷ではない。
芭蕉雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
これ、介ノ維茂が、子息為憲に、
訓
(
をし
)
へざるの致す所なり。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と子供にでも
訓
(
をし
)
へる樣に言ふ。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
と小供にでも
訓
(
をし
)
へる様に言ふ。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
“訓”の意味
《名詞》
漢字を和語で読んだもの。訓読み。
(出典:Wiktionary)
訓
常用漢字
小4
部首:⾔
10画
“訓”を含む語句
教訓
訓言
訓導
訓戒
庭訓
訓誡
訓練
訓示
和訓栞
訓誨
垂訓
戯場訓蒙図彙
訓詁
十訓抄
乙訓
庭訓往来
女庭訓
和訓
古訓
訓諭
...