“女庭訓”の読み方と例文
読み方割合
おんなていきん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それ、婦女子は慎しみあるを以て尊しとす。女、淫に走って自ら挑むは即ち淫婦なり、共に天を戴かずとな、女庭訓おんなていきんにも教えてあることじゃ。
「あたりめえだろう。てめえも、武家の出戻りでありながら、ただ、行きずりの一角に、すぐ手を出せば乗るなんざ、女庭訓おんなていきんを外れている。身から出たさび
無宿人国記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
干菓子のようにからびた教育を、女庭訓おんなていきんとするようになってから、彼女たちに代ったものはなんであったか、大名たちのしも屋敷や国許くにもとにおけるめかけ狂いは別として
明治大正美人追憶 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)