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女庭訓
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おんなていきん
ふりがな文庫
“
女庭訓
(
おんなていきん
)” の例文
夫
(
それ
)
、婦女子は慎しみあるを以て尊しとす。女、淫に走って自ら挑むは即ち淫婦なり、共に天を戴かずとな、
女庭訓
(
おんなていきん
)
にも教えてあることじゃ。
旗本退屈男:05 第五話 三河に現れた退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
「あたりめえだろう。てめえも、武家の出戻りでありながら、ただ、行きずりの一角に、すぐ手を出せば乗るなんざ、
女庭訓
(
おんなていきん
)
を外れている。身から出た
錆
(
さび
)
」
無宿人国記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
干菓子のように
乾
(
ひ
)
からびた教育を、
女庭訓
(
おんなていきん
)
とするようになってから、彼女たちに代ったものはなんであったか、大名たちの
下
(
しも
)
屋敷や
国許
(
くにもと
)
における
妾
(
めかけ
)
狂いは別として
明治大正美人追憶
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
房二郎は文華堂へはいってからずっと、
仮名書
(
かながき
)
女庭訓
(
おんなていきん
)
という写し物をしていた。原本は高名な漢学者で、原題を「啓蒙
婦女
(
おんな
)
庭訓」といい、広く読まれている評判の本であった。
へちまの木
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
嫁は使いよい女中をかねなければならないというのが、その人たちの
女庭訓
(
おんなていきん
)
であったのだ。
田沢稲船
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
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「
女庭訓
(
おんなていきん
)
で育った武家娘なんて、男にかかると、から、意気地はねえ」
無宿人国記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
庭
常用漢字
小3
部首:⼴
10画
訓
常用漢字
小4
部首:⾔
10画
“女”で始まる語句
女
女子
女房
女性
女中
女王
女郎花
女将
女郎
女形