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吶喊
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とき
ふりがな文庫
“
吶喊
(
とき
)” の例文
と云うと、わっと
吶喊
(
とき
)
を上げて、垣根の陰へ隠れたが、直ぐにむらむらと出て、
鶏小屋
(
とりごや
)
の前で、健ちゃんは
素飛
(
すっと
)
ぶ。
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
猛
(
たけ
)
りつ狂いつ地を一呑みにし、
喇叭
(
らっぱ
)
の声鳴り渡るも立ち止まる事なし、喇叭の鳴るごとにハーハーと言い、遠くより戦闘を
嗅
(
か
)
ぎつけ、将帥の大声および
吶喊
(
とき
)
の声を聞き知る
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
我にあらざるなり、おもひみる天風
北溟
(
ほくめい
)
の
荒濤
(
くわうたう
)
を蹴り、加賀の白山を
拍
(
う
)
ちて
旋
(
か
)
へらず、雪の
蹄
(
ひづめ
)
の黒駒や、乗鞍ヶ嶽駒ヶ嶽を
掠
(
かす
)
めて、
山霊
(
やまたま
)
木魂
(
こだま
)
吶喊
(
とき
)
を作り、この方寸
曠古
(
くわうこ
)
の天地に吹きすさぶを
霧の不二、月の不二
(新字旧仮名)
/
小島烏水
(著)
哄
(
どっ
)
と
吶喊
(
とき
)
を上げて、小児が
皆
(
みんな
)
それを追懸けて、
一団
(
ひとかたまり
)
に黒くなって駆出すと、その反対の方へ、誰にも見着けられないで、澄まして、すっと行ったと云うが、どうだ、これも変だろう。
朱日記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“吶喊”の解説
『吶喊』(とっかん)は1975年製作の日本の時代劇映画。当時俳優として活躍していた岡田裕介が喜八プロダクションのプロデューサーとして初めて製作(主演兼)した映画である。
(出典:Wikipedia)
吶
漢検1級
部首:⼝
7画
喊
漢検1級
部首:⼝
12画
“吶”で始まる語句
吶々
吶
吶弁
吶声
吶嗟