“叫喊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょうかん83.3%
きようかん16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その叫喊きょうかんは生まれいずる者の産声うぶごえであり、その恐怖は新しき太陽に対する眩惑げんわくであり、その血潮は新たに生まれいでた赤児の産湯うぶゆであった。
レ・ミゼラブル:01 序 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
ここかしこに射立てられて叫喊きょうかんする味方の騒乱を感じるのみで、少しも統一がとれなかった。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すなは巴里パリ叫喊きようかん地獄の詩人として胸奥の悲を述べ、人にそむき世に抗する数奇の放浪児が為に、大声を仮したり。
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)