“まなこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:マナコ
語句割合
98.6%
巨眼0.2%
正見0.2%
0.2%
眼中0.2%
眼光0.2%
0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平常いつもは死んだ源五郎鮒の目の様に鈍いまなこも、此時だけは激戦の火花の影を猶留めて、極度の恐縮と嘆願の情にやゝ湿うるみを持つて居る。
雲は天才である (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
兎角とかくするほどあやしふねはます/\接近せつきんきたつて、しろあかみどり燈光とうくわう闇夜やみきらめく魔神まじん巨眼まなこのごとく、本船ほんせん左舷さげん後方こうほうやく四五百米突メートルところかゞやいてる。
くはふるに前檣々頭ぜんしやうしやうとう一點いつてん白燈はくとうと、左舷さげん紅燈こうとうえで、右舷うげん毒蛇どくじや巨眼まなこごと緑色りよくしよく舷燈げんとうあらはせるほかは、船橋せんけうにも、甲板かんぱんにも、舷窓げんさうからも、一個いつこ火影ほかげせぬかのふね
第七講 四つの正見まなこ
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
直次が驚愕おどろきに青ざめしおもてを斜に見下して、お蘭樣は冷やかなる眼中まなこに笑みをうかべて、水の底にも都のありと詠みてみかどを誘ひし尼君が心は知らず、我父は此世の憂きにあきて
暗夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
眼光まなこあふるゝ柔き接触……魂も消える柔き接触。
「俺は碧光のまなこを贈ってやろう」
太虚司法伝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)