“ひとみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヒトミ
語句割合
53.2%
33.2%
眸子5.1%
瞳子2.3%
瞳孔1.7%
1.5%
人見0.7%
眼睛0.7%
人身0.2%
眸瞳0.2%
眸瞼0.2%
眼晴0.2%
眼球0.2%
眼眸0.2%
眼瞳0.2%
瞳光0.2%
0.2%
黒瞳0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ピカルディーの田舎者の目が有し得るすべての輝きが、フォーシュルヴァンのをよぎった。ある考えが彼に浮かんできたのである。
老人のは回顧をなつかしんでいた。前北宋の画院にいた帝室技芸員の一員と聞いて、蕭照も何だかむかし話もしたくなったらしく
人間山水図巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
栄二は頭を左右に振り、眸子をさだめておすえの表情を見た。それからふいと立ちあがり、仕事場から出ていって、表の戸閉りをした。
さぶ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
いつしかに黄昏は、花瓶のにうつる空の色、二人が瞳子をくもらして、さゝやかの二人が世界の、物の彩色を消してく。
彼女は魂と直接がっていないような眼を一杯に開けて、漫然と瞳孔の向いた見当を眺めていた。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
折々雲裂け破れて紫色の光まばゆく輝きわたる電魂の虚空に跳り閃く勢い、見る眼のをも焼かんとす。
知々夫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
さすがに牢格子ははめませんが、出入り口は人見を付けた厳重なの一枚戸で、平常は大海老錠でしてあるらしく、戸の上の欄間の荒い格子から入る明りが、真新しい畳の上に落ちて
(蒲生の子をるに、眼睛がまこと美しい。いい若者になるだろう)
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ぢやあ、ジャネット。私が肉何トン、黒眼何種と、大勢の人身の取引をしてゐるとしたら、あなたはどうする?」
古語其以てする所を其由ふ所を其安んずる所を察す人んぞん哉人んぞん哉爰にる者有り然れ共其者の眸瞳動靜
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
是ほどの宝を眸瞼へ写すと云う事は王侯貴人でも先ず出来まい、秀子は余の気を察したか「念の為之と之を開けて御覧なさい」と云い次に並ぶ二個の箱を指さして
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
鼻腔へ入る、秋は紅葉が赤くなると、どのくらゐ美しいかと、土地の人らしいのが、自慢話をしてゐるのを、聞くともなく聞いてゐるうちに、自分ながら眼晴が、あやしく散大するやうで
天竜川 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)
濁って、ポカンと開いた黄色い中に、眼球が輝きもなく一ぱいに据って動かずにいる。盤台面で、色が黄ばんだ白さで、鼻が妙に大きい。
しかし彼がその深い眼眸でながめたのは、その美ではなくて魂であった。
うるほひ光る眼瞳には
若菜集 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
澄は見るに堪えかねて、わざと瞳光を庭の面に、移せば折しも散る紅葉、吹くとしもなき夕風に、ものの憐れを告げ顔なり。
したゆく水 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
と、後に人の足音がするので、振向くと、それはお八重であつた。矢張桶をぶらぶら擔いで來るが、寢くたれ髮のしどけなさ、起きた許りでぼつたくなつてゐるさへ、殊更艶かしく見える。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
そこに、私は滿足して立つてゐた、何故つて、彼女の顏や、着物や、一つ二つの飾りや、白いや、ふさ/\した艷々しい捲毛や、輝やかしい黒瞳