“人見”の読み方と例文
読み方割合
ひとみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もっとも自宅へ医師を呼び寄せたい時はそのむねを伺い出よ、居宅は人見ひとみをおろし大戸をしめくぐから出入りせよ、職業ならびに商法とも相成らない
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
さすがに牢格子ろうごうしははめませんが、出入り口は人見ひとみを付けた厳重なかしの一枚戸で、平常ふだんは大海老錠でとざしてあるらしく、戸の上の欄間らんまの荒い格子から入る明りが、真新しい畳の上に落ちて
人見ひとみさん。人見さん。——あらあら、寝てるんだね。大の字なりに」
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)