“墳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つか68.2%
はか18.2%
ふん9.1%
ツカ4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
孔明のつかのある定軍山に雲がおりると今でもきっと撃鼓げきこの声がする。漢中の八陣の遺蹟には、雨がふると、ときの声が起る。「干宝晋記かんほうしんき
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
父母のはかにぬかずく以外には、まだ他人へ膝をかがめたことを知らない孫権である。——孔明はじっとその態を見つめていた。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
水を渡ってくる秋風も薄ら寒い。型のごとくに蘇小そしょう小のふん岳王がくおう、それからそれへと見物ながらに参詣して、かの楼外楼の下に画舫をつないだ頃には、空はいよいよくもって来た。
女侠伝 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
唐ノ頃、トウアリ、先主ノツカアバク。トウ数名。ヒトシク入リシニ、人アリ、燈下ニ対シテヲ囲ムモノ両人、側ニ侍衛ジエイスルモノ十数名ヲ見ル。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)