“新墳”の読み方と例文
読み方割合
しんふん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
死刑場には、不用になった黒く塗った絞台や、今も乞食が住む非人小屋があって、夕方は覚束ない火が小屋にともれ、一方の古墳こふん新墳しんふん累々るいるいと立並ぶ墓場の砂地には、初夏の頃から沢山月見草が咲いた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)