“御墳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みつか50.0%
みはか50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そうじゃ、聖徳太子しょうとくたいしと、そのおん母君、おきさき、三尊の御墳みつかがある太子びょうもうでて、七日ほど、参籠さんろういたしたい」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
廻廊の下をめぐって、法師は、御墳みつかのある廟窟びょうくつの方へまわった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あゝとばかり我れ知らず身を振はして立上たちあがり、よろめく體を踏みしむる右手の支柱、曉の露まだ冷やかなる内府の御墳みはか、哀れ榮華十年の遺物かたみなりけり。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)