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墳
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はか
ふりがな文庫
“
墳
(
はか
)” の例文
父母の
墳
(
はか
)
にぬかずく以外には、まだ他人へ膝をかがめたことを知らない孫権である。——孔明はじっとその態を見つめていた。
三国志:07 赤壁の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
囲炉裏に
榾
(
ほた
)
をさしくべ、岩魚の串刺にしたやつを
炙
(
あぶ
)
りながら、山林吏が、さっき捨てた土饅頭は何だね、と案内の猟師に訊ねる、旦那、ありゃ飛騨の御大名の
墳
(
はか
)
で
梓川の上流
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
流し斯る
卑
(
いやし
)
き
賤
(
しづ
)
の
女
(
め
)
が
腰折
(
こしをれ
)
も和歌の
徳
(
とく
)
とて
恐多
(
おそれおほ
)
くも
關白殿下
(
くわんぱくでんか
)
へ聽えしも有難さ云ん方なきに況てや十
善
(
ぜん
)
萬
乘
(
じよう
)
の君より御
宸筆
(
しんぴつ
)
とはと云つゝ前へがツくり
平伏
(
へいふく
)
致すと思ひしに
早晩
(
いつしか
)
死果
(
しにはて
)
居
(
ゐ
)
たりしとぞ依て
遺骸
(
なきがら
)
は
洛外
(
らくぐわい
)
壬生
(
みぶ
)
の
法輪寺
(
ほふりんじ
)
に
葬
(
はうむ
)
り今におかち女の
墳
(
はか
)
同寺
(
どうじ
)
にありて此
和歌
(
わか
)
殘
(
のこり
)
けるとかや
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
また夏の六月には、魏王
曹丕
(
そうひ
)
の巡遊が実現された。亡父曹操の郷里、
沛
(
はい
)
の
譙県
(
しょうけん
)
を訪れて、先祖の
墳
(
はか
)
を祭らんと沙汰し、供には文武の百官を伴い、護衛には精兵三十万を従えた。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
墳
常用漢字
中学
部首:⼟
15画
“墳”を含む語句
墳墓
墳塋
御墳
古墳
塋墳
墳壟
墳墓地
踏青争上岳王墳
菖蒲池古墳
空中墳墓
私墳
新墳
断塚壊墳
巨墳
大墳
墳壠
不浄墳
土墳
古墳小辞典
古墳室
...