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法輪寺
読み方 | 割合 |
ほうりんじ | 80.0% |
ほふりんじ | 20.0% |
昔は
金峯山の
蔵王をはじめ、
熊野の
権現、
住吉の
明神なども
道明阿闍梨の読経を聴きに
法輪寺の庭へ集まったそうである。
法輪寺の門前から
経筒が出たとか。中には
天狗の爪が出たの、人魚の骨が出たのというのもあった。
流し斯る
卑き
賤の
女が
腰折も和歌の
徳とて
恐多くも
關白殿下へ聽えしも有難さ云ん方なきに況てや十
善萬
乘の君より御
宸筆とはと云つゝ前へがツくり
平伏致すと思ひしに
早晩死果居たりしとぞ依て
遺骸は
洛外壬生の
法輪寺に
葬り今におかち女の
墳同寺にありて此
和歌殘けるとかや