“洛外”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
らくがい87.5%
らくぐわい6.3%
ラクグワイ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武蔵が二十一歳で上京して、憲法の子清十郎、弟の伝七郎、子の又七郎の三名までを洛外らくがい一乗邑で、試合のうえで打ち果してしまったことだ。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
流し斯るいやししづ腰折こしをれも和歌のとくとて恐多おそれおほくも關白殿下くわんぱくでんかへ聽えしも有難さ云ん方なきに況てや十ぜんじようの君より御宸筆しんぴつとはと云つゝ前へがツくり平伏へいふく致すと思ひしに早晩いつしか死果しにはてたりしとぞ依て遺骸なきがら洛外らくぐわい壬生みぶ法輪寺ほふりんじはうむり今におかち女のはか同寺どうじにありて此和歌わかのこりけるとかや
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
南家の郎女が、宮から召されることになるだらうと言ふ噂が、京・洛外ラクグワイに広がつたのも、其頃である。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)