“死果”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
しにはつ	50.0%
しにはて	50.0%

しにはつ

先立つ不孝は重々相済まんが此の場に及んでは致方（いたしかた）がない、圖書と刺違えて死果（しにはつ）る覚悟、と細々と書きまして、又一通はお蘭の方へも右の如く細々と認（したゝ）めて

松の操美人の生埋：02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)

しにはて

流し斯る卑（いやし）き賤（しづ）の女（め）が腰折（こしをれ）も和歌の徳（とく）とて恐多（おそれおほ）くも關白殿下（くわんぱくでんか）へ聽えしも有難さ云ん方なきに況てや十善（ぜん）萬乘（じよう）の君より御宸筆（しんぴつ）とはと云つゝ前へがツくり平伏（へいふく）致すと思ひしに早晩（いつしか）死果（しにはて）居（ゐ）たりしとぞ依て遺骸（なきがら）は洛外（らくぐわい）壬生（みぶ）の法輪寺（ほふりんじ）に葬（はうむ）り今におかち女の墳（はか）同寺（どうじ）にありて此和歌（わか）殘（のこり）けるとかや

大岡政談 (旧字旧仮名) ／ 作者不詳(著)

死	常用漢字 小３ 部首:⽍ 6画
果	常用漢字 小４ 部首:⽊ 8画