“墳塋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おくつき54.5%
ふんえい27.3%
はか9.1%
ぼえい9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
而して、ひとたび、墳塋おくつきのうちに入らば、人の思はおのづからまむ。
それから私等は、杉の樹立こだちの下の諸大名の墓所を通つて奥の院の方までまゐつた。案内の小童せうどうは極く無造作に大小高下の墳塋ふんえいをば説明して呉れた。
仏法僧鳥 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
が、もう一棟の建物の横には、三基の墳塋はかが立てられてあり、その前にも燈明がともされていた。
生死卍巴 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
この偉人の墳塋ぼえいは右に記したように誓願寺に在ったのだが、後ち昭和四年に練馬南町の迎接院(浄土宗)に改葬せられた。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)