『あすは、明日は、』
いかに、わが世の、あだなるや、空なるや、うつろなるや。げに、人間のあとかたの覺束なくて、數少なき。徒らなるは月日なり。 しかも萬人は生を惜む。いたく、性命を尊みて、これより、我より、當來より、なに物か、えまほしく、求めてやまず……噫、人は、 …
著者 | イワン・ツルゲーネフ |
翻訳者 | 上田敏 |
ジャンル | 文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 詩 |
初出 | 「明星 三ノ二」1902(明治35)年8月 |
文字種別 | 旧字旧仮名 |
読書目安時間 | 約1分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約1分(300文字/分) |