“おくつき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
奥津城39.4%
墳墓21.2%
墳塋18.2%
奧津城9.1%
3.0%
墓中3.0%
墓碑3.0%
奥城3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そが奥津城おくつきどころに到りて「おくり火」焚くなりと教へられし一夜をわれは牧島村長の小高きをかの上の家に宿りたりし。
松浦あがた (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)
母親はゝおや墳墓おくつきは、やまあるをかの、つき淺茅生あさぢふに、かげうすつゆこまやかにじやくとある。
月夜車 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
悲しさは墳塋おくつきのごと、樂しさは巣の如しとも
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
人々よ、奧津城おくつきの冷たきいし
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
父と並べるおくつき
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
櫻が下のおくつき
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
この墓中おくつきの安らかさ。
北村透谷詩集 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
かくてはやつひ墓碑おくつき
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
ああ、何もかもみんな過ぎ去ってしまいました。そしてみんはかない恋の小さい奥城おくつきの中に埋まってしまいました。しかしその埋まったものは何もかも口でいわれぬ程美しゅうございました。