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墳墓
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おくつき
ふりがな文庫
“
墳墓
(
おくつき
)” の例文
「サクソンの
畏
(
かしこ
)
き神に
縁
(
ちな
)
みてぞ、けふをば『ヱンスデイ』といふ。その神見ませ、よるよりも暗くさびしき
墳墓
(
おくつき
)
に、
降
(
くだ
)
りゆくまで我が守る宝といふは誠のみ。」
新浦島
(新字旧仮名)
/
ワシントン・アーヴィング
(著)
母親
(
はゝおや
)
の
其
(
そ
)
の
墳墓
(
おくつき
)
は、
此
(
こ
)
の
山
(
やま
)
の
唯
(
と
)
ある
丘
(
をか
)
の、
此
(
こ
)
の
月
(
つき
)
の
淺茅生
(
あさぢふ
)
に、
影
(
かげ
)
薄
(
うす
)
く
露
(
つゆ
)
濃
(
こまや
)
かに
寂
(
じやく
)
とある。
月夜車
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
誰か世に生き残るべき
墳墓
(
おくつき
)
の古きを見れば涙ながるる
礼厳法師歌集
(新字旧仮名)
/
与謝野礼厳
(著)
二月過ぎて乙女は
墳墓
(
おくつき
)
に運ばれぬ。
偏奇館吟草
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
墳墓
(
おくつき
)
の
如
(
ごと
)
立
(
た
)
ち
殘
(
のこ
)
るものわびしさに
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
▼ もっと見る
花もて飾る
墳墓
(
おくつき
)
の
花守
(旧字旧仮名)
/
横瀬夜雨
(著)
また恐しい嫗の手に、怪しい針に釣り上げられて、この汗、その水、この枕、その夢の船、この身体、四角な
室
(
へや
)
も穴めいて、
膚
(
はだえ
)
の色も水の底、おされて
呼吸
(
いき
)
の苦しげなるは、早や
墳墓
(
おくつき
)
の中にこそ。
悪獣篇
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
忘られし君が
墳墓
(
おくつき
)
の静けさよ。
偏奇館吟草
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
墳墓
(
おくつき
)
の
如
(
ごと
)
しめやぎぬ。
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
その
墳墓
(
おくつき
)
をたづぬるに
偏奇館吟草
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
“墳墓”の意味
《名詞》
墳 墓(ふんぼ)
死体や遺骨を埋葬する所。はか。
(出典:Wiktionary)
“墳墓(
墓
)”の解説
墓(はか、en: tombあるいはgrave)は、遺体や遺骨を葬ってある場所。「墳墓(ふんぼ)」「墳塋」(ふんえい)ともいう。
(出典:Wikipedia)
墳
常用漢字
中学
部首:⼟
15画
墓
常用漢字
小5
部首:⼟
13画
“墳墓”で始まる語句
墳墓地