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一針
ふりがな文庫
“一針”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
いっしん
60.0%
ひとはり
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いっしん
(逆引き)
かならずしも私にとって
頂門
(
ちょうもん
)
の
一針
(
いっしん
)
というわけのものでも無かったし、また、あなたの大声
叱咤
(
しった
)
が私の全身を
震撼
(
しんかん
)
させたというわけでも無かったのです。
風の便り
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
「いかにも、これは大変だ。——
頂門
(
ちょうもん
)
の
一針
(
いっしん
)
とはこのことだ」
銭形平次捕物控:089 百四十四夜
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
一針(いっしん)の例文をもっと
(3作品)
見る
ひとはり
(逆引き)
是をこしらえた女たちは、たとえば野ら働きの最もせわしい日でも、持って行って田の
畔
(
くろ
)
に包んで置き、男が茶を飲み
煙草
(
たばこ
)
を吸う時間にも、
一針
(
ひとはり
)
でも是を
刺
(
さ
)
して置こうとしたのだそうである。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
小僧
(
こぞう
)
さん
達
(
たち
)
着
(
き
)
る
物
(
もの
)
のほころびでも
切
(
き
)
れたなら
私
(
わたし
)
の
家
(
うち
)
へ
持
(
も
)
つてお
出
(
いで
)
、お
家
(
うち
)
は
御多人數
(
ごたにんず
)
お
内儀
(
かみ
)
さんの
針
(
はり
)
持
(
も
)
つていらつしやる
暇
(
ひま
)
はあるまじ、
私
(
わたし
)
は
常住
(
じやうじゆう
)
仕事
(
しごと
)
疊紙
(
たゝう
)
と
首
(
くび
)
つ
引
(
ぴき
)
の
身
(
み
)
なればほんの
一針
(
ひとはり
)
造作
(
ざうさ
)
は
無
(
な
)
い
わかれ道
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
一針(ひとはり)の例文をもっと
(2作品)
見る
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
針
常用漢字
小6
部首:⾦
10画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥
“一針”のふりがなが多い著者
樋口一葉
柳田国男
太宰治
野村胡堂