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一針
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ひとはり
ふりがな文庫
“
一針
(
ひとはり
)” の例文
是をこしらえた女たちは、たとえば野ら働きの最もせわしい日でも、持って行って田の
畔
(
くろ
)
に包んで置き、男が茶を飲み
煙草
(
たばこ
)
を吸う時間にも、
一針
(
ひとはり
)
でも是を
刺
(
さ
)
して置こうとしたのだそうである。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
小僧
(
こぞう
)
さん
達
(
たち
)
着
(
き
)
る
物
(
もの
)
のほころびでも
切
(
き
)
れたなら
私
(
わたし
)
の
家
(
うち
)
へ
持
(
も
)
つてお
出
(
いで
)
、お
家
(
うち
)
は
御多人數
(
ごたにんず
)
お
内儀
(
かみ
)
さんの
針
(
はり
)
持
(
も
)
つていらつしやる
暇
(
ひま
)
はあるまじ、
私
(
わたし
)
は
常住
(
じやうじゆう
)
仕事
(
しごと
)
疊紙
(
たゝう
)
と
首
(
くび
)
つ
引
(
ぴき
)
の
身
(
み
)
なればほんの
一針
(
ひとはり
)
造作
(
ざうさ
)
は
無
(
な
)
い
わかれ道
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
針
常用漢字
小6
部首:⾦
10画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥