“疊紙”のいろいろな読み方と例文
新字:畳紙
読み方割合
たゝう62.5%
たゝうがみ12.5%
たたう12.5%
たゝみ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「親分——曲者は同じやうな疊紙たゝうを用意して、お杉が出た後、僞繪圖面を神棚へ供へ、大急ぎでお勇の部屋から眞物ほんものを掻つ拂つたのだね」
取出したのは、疊紙たゝうがみに入れた疊二枚ほどの大繪圖面が三枚と、半紙一枚に書いた結び文が一通、平次はそれをくり擴げて、暫らくは眺め入りました。
其鞄の中にかにごろ/\と入れてある櫛や簪や笄や鬢附などを取り出して、斯んな髪結道具を入れて置く疊紙たたうを一枚張らうと思ひ立つた。
俳諧師 (旧字旧仮名) / 高浜虚子(著)
改めらるゝになかには紺糸縅鐵小脾こんいとをどしてつこざね具足ぐそくりやう南蠻鐵桃形なんばんてつもゝなりかぶと其外籠手こて脛當すねあて佩楯はいだて沓等くつとうとも揃へて是ありまたそこかたなに疊紙たゝみの樣なるつゝみあり是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)