トップ
>
疊紙
>
たゝう
ふりがな文庫
“
疊紙
(
たゝう
)” の例文
新字:
畳紙
「親分——曲者は同じやうな
疊紙
(
たゝう
)
を用意して、お杉が出た後、僞繪圖面を神棚へ供へ、大急ぎでお勇の部屋から
眞物
(
ほんもの
)
を掻つ拂つたのだね」
銭形平次捕物控:062 城の絵図面
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
私
(
わたし
)
はその
頃
(
ころ
)
牛込
(
うしごめ
)
の
南榎町
(
みなみえのきちやう
)
に
住
(
す
)
んで
居
(
ゐ
)
たが、
水道町
(
すゐだうちやう
)
の
丸屋
(
まるや
)
から
仕立上
(
したてあが
)
りを
持込
(
もちこ
)
んで、
御
(
お
)
あつらへの
疊紙
(
たゝう
)
の
結
(
むす
)
び
目
(
め
)
を
解
(
と
)
いた
時
(
とき
)
は、
四疊半
(
よでふはん
)
唯
(
たゞ
)
一間
(
ひとま
)
の
二階
(
にかい
)
半分
(
はんぶん
)
に
盛上
(
もりあが
)
つて、
女中
(
ぢよちう
)
が
細
(
ほそ
)
い
目
(
め
)
を
圓
(
まる
)
くした。
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
小僧さん達着る物のほころびでも切れたなら私の家へ持つてお出、お家は御多人數お内儀さんの針もつていらつしやる暇はあるまじ、私は常住仕事
疊紙
(
たゝう
)
と首つ引の身なれば本の一針造作は無い
わかれ道
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
やがて、主人は手文庫の中から、
疊紙
(
たゝう
)
に包んだ
錦
(
にしき
)
の袋を出し、その中を探つて、薄黒い梅干ほどの丸藥を取出しました。
銭形平次捕物控:025 兵粮丸秘聞
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
小僧
(
こぞう
)
さん
達
(
たち
)
着
(
き
)
る
物
(
もの
)
のほころびでも
切
(
き
)
れたなら
私
(
わたし
)
の
家
(
うち
)
へ
持
(
も
)
つてお
出
(
いで
)
、お
家
(
うち
)
は
御多人數
(
ごたにんず
)
お
内儀
(
かみ
)
さんの
針
(
はり
)
持
(
も
)
つていらつしやる
暇
(
ひま
)
はあるまじ、
私
(
わたし
)
は
常住
(
じやうじゆう
)
仕事
(
しごと
)
疊紙
(
たゝう
)
と
首
(
くび
)
つ
引
(
ぴき
)
の
身
(
み
)
なればほんの
一針
(
ひとはり
)
造作
(
ざうさ
)
は
無
(
な
)
い
わかれ道
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
娘のお勇に頼まれて、贋物の繪圖面の入つた
疊紙
(
たゝう
)
を盜み、その後へ大垣に頼まれた疊紙へ、在り合せの僞の下繪圖を
銭形平次捕物控:062 城の絵図面
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「その通りさ、——たゞ、同じやうな
疊紙
(
たゝう
)
まで用意するのは、
企
(
たく
)
らみが深いな」
銭形平次捕物控:062 城の絵図面
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
疊
部首:⽥
22画
紙
常用漢字
小2
部首:⽷
10画
“疊”で始まる語句
疊
疊針
疊薦
疊々
疊句
疊數
疊直
疊算
疊觸
疊廊下