“震撼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんかん97.1%
ゆるが2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、令をさけぶと、たちまち天地を震撼しんかんして、かつて甲州の将士の耳には、聞いたこともない轟音ごうおんが、城の数ヵ所から火を吐いた。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
自分は震撼しんかんしました。ワザと失敗したという事を、人もあろうに、竹一に見破られるとは全く思いも掛けない事でした。
人間失格 (新字新仮名) / 太宰治(著)
山中を震撼ゆるがす大音響を聞くと同時に、三十間ばかり離れた人道の方から入坑はいりかけていた二番方の坑夫たちが、スワ大変とばかり何十人となく駈付けて来た。
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)