“轟音”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごうおん90.6%
おと3.1%
ぐわうおん3.1%
ゴウオン3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、令をさけぶと、たちまち天地を震撼しんかんして、かつて甲州の将士の耳には、聞いたこともない轟音ごうおんが、城の数ヵ所から火を吐いた。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ガチャリと電話が切れたと思うと、やがて船腹ふなばら震撼しんかんする波濤なみ轟音おとが急に高まって来た。タッタ二ノットの違いでも波が倍以上大きくなったような気がする。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
庵室がそのまゝ九天に吹き上げられるやうな恐ろしい轟音ぐわうおんと爆風です。同時に四方の雨戸も壁も微塵みぢんに碎けて、大火焔だいくわえんの洪水が十八尺四方の庵室を包んでドツと吹き入るのです。
突然轟音ゴウオントトモニハゲシキ震動ヲ受ケ、異状ニ突入セリ、噴射機関等ニマッタク異状ナキニモカカワラズ、速度計ハレイヲ指シ、舵器ダキマタキカズ、ソレニ続キ高度計ノ指針ハ急ニ自然ニ下リテ
宇宙戦隊 (新字新仮名) / 海野十三(著)