“轟天雷”の読み方と例文
読み方割合
ごうてんらい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「まずもって、彭玘ほうき轟天雷ごうてんらいの二傑を泊中に迎え得ては、時しも非常ながら、一夜の祝宴はあってよかろう」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すでに宋朝そうちょう末には、火箭ひや、石砲のほか、火薬による爆雷術なども発達しつつあったのか。ここに召出されて、即刻、征野へいそいで行った轟天雷ごうてんらい凌振りょうしんの軍隊をみるに、その装備には驚目される。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
禁軍武器庫の副史ふくしで、かつ、砲手師範を兼ねている凌振りょうしん——一名を轟天雷ごうてんらい——ともいう廷臣ていしんがおります。これに彼が望むところの兵士と砲をさずけて、急遽、戦地へおつかわし願われますまいか。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)