“荒肝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あらぎも80.0%
あらきも20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「コラコラ、今から居眠りをするようでは駄目じゃッ」と、髯将軍の銅鑼どら声はまず車中の荒肝あらぎもひしぐ。
本州横断 癇癪徒歩旅行 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
一番赤シャツの荒肝あらぎもひしいでやろうと考え付いたから、わざわざ山嵐を呼んだのである。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
いささかばかり荒肝あらきもをひしがれた形で、ぎょッとしながら互いに顔を見合わしているとき、あたりにえも言いがたい異香の香をただよわせて、新造、禿、一蓮托生れんたくしょうの花共を打ち随えながら