“あらぎも”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
荒胆68.0%
荒肝16.0%
荒膽16.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むしろ、これから世のあらゆるものに出会う一歩のかど物試ものだめしとうけて、いよいよ生来の荒胆あらぎもを、御輿のうちに、すえておられたかもしれない。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一番赤シャツの荒肝あらぎもひしいでやろうと考え付いたから、わざわざ山嵐を呼んだのである。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
けん自分じぶん荒膽あらぎもかれてしまつた。志村しむら畫題ぐわだいはコロンブスの肖像せうざうならんとは! しかもチヨークでいてある。元來ぐわんらい學校がくかうでは鉛筆畫えんぴつぐわばかりで、チヨークぐわをしへない。
画の悲み (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)