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荒膽
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あらぎも
ふりがな文庫
“
荒膽
(
あらぎも
)” の例文
新字:
荒胆
舞臺の上の關白は對抗する力のために、見事にその
荒膽
(
あらぎも
)
を取りひしがれる。そこには江戸人の高い笑がある。又、一例を言へば
三千歳
(
みちとせ
)
の芝居だ。
桃の雫
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
一
見
(
けん
)
自分
(
じぶん
)
は
先
(
ま
)
づ
荒膽
(
あらぎも
)
を
拔
(
ぬ
)
かれてしまつた。
志村
(
しむら
)
の
畫題
(
ぐわだい
)
はコロンブスの
肖像
(
せうざう
)
ならんとは!
而
(
しか
)
もチヨークで
書
(
か
)
いてある。
元來
(
ぐわんらい
)
學校
(
がくかう
)
では
鉛筆畫
(
えんぴつぐわ
)
ばかりで、チヨーク
畫
(
ぐわ
)
は
教
(
をし
)
へない。
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
此
(
この
)
次
(
つぎ
)
は
如何
(
いか
)
なる
人
(
ひと
)
が
出
(
で
)
るだらうと、
私
(
わたくし
)
は
春枝夫人
(
はるえふじん
)
と
語
(
かた
)
りながら一
方
(
ぽう
)
の
倚子
(
ゐす
)
に
倚
(
よ
)
りて
眺
(
なが
)
めて
居
(
を
)
つたが、
暫時
(
しばらく
)
は
何人
(
たれ
)
も
出
(
で
)
ない、
大方
(
おほかた
)
今
(
いま
)
の
鵞鳥聲
(
がてうごゑ
)
の
婦人
(
ふじん
)
の
爲
(
た
)
めに
荒膽
(
あらぎも
)
を
※
(
ぬ
)
かれたのであらう。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
之に依て又々
吟味
(
ぎんみ
)
に及ばれし處一
旦
(
たん
)
荒膽
(
あらぎも
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
荒
常用漢字
中学
部首:⾋
9画
膽
部首:⾁
17画
“荒”で始まる語句
荒
荒野
荒唐無稽
荒磯
荒寥
荒涼
荒海
荒々
荒神
荒地